telnet – リモートホストへ接続するためのコマンド

診断・疎通確認

telnet コマンドは、TCP/IPを用いてリモートホストへ接続し、指定したポートで対話的な通信を行うためのツールです。
ネットワークの疎通確認やサービス動作チェックに利用されます。

構文(Syntax)

telnet HOST [PORT]
  • HOST: 接続先ホスト名またはIPアドレス
  • PORT: 接続先ポート番号(省略時は23番ポート)

主なオプション一覧

オプション説明使用例
-a自動ログインを試みるtelnet -a example.com
-l USERログインユーザーを指定telnet -l user example.com
-n FILEデバッグログをファイルに保存telnet -n log.txt example.com 80
-c設定ファイル .telnetrc を無視して実行telnet -c 192.168.1.10
-dデバッグ情報を表示telnet -d example.com
-Eエスケープ文字を無効化telnet -E example.com

※オプションは環境(GNU/Linux, BSD系, BusyBoxなど)により異なる場合があります。

実行例

HTTPサーバーの疎通確認

telnet example.com 80
Trying 93.184.216.34...
Connected to example.com.
Escape character is '^]'.

SMTPサーバーに接続して動作確認

telnet mail.example.com 25
220 mail.example.com ESMTP Postfix

ポートが閉じている場合のエラー

telnet example.com 9999
Trying 93.184.216.34...
telnet: Unable to connect to remote host: Connection refused

ログファイルを残して接続

telnet -n telnet.log example.com 22

デバッグモードで接続

telnet -d example.com 80

関連コマンド

  • ssh: セキュアなリモート接続を提供するコマンド(telnetの代替として推奨)。
  • nc (netcat): ネットワーク接続のテストやデータ送信に便利なツール。
  • ping: ネットワークの疎通確認を行う。
  • curl / wget: HTTP/HTTPSサービスの動作確認やデータ取得に使用。

備考

  • telnet は暗号化を行わないため、認証情報が平文で流れます。セキュリティ上の理由から、リモートログインには現在は ssh の利用が推奨されています。
  • 一般ユーザーでも利用できますが、接続先によっては管理者権限(sudo)が必要になる場合があります。
  • 接続テストの用途で使うケースがほとんどであり、通常のリモート操作には適しません。
  • 一部のLinuxディストリビューションではデフォルトでインストールされていないため、telnet パッケージを別途導入する必要があります。

参考

Bash玄

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