reboot コマンドは、Linuxシステムを安全に再起動するためのコマンドです。
カーネルに再起動シグナルを送信し、すべてのプロセスを終了させたうえでシステムをリブートします。
構文(Syntax)
reboot [オプション]
主なオプション一覧
| オプション | 説明 | 使用例 | 
|---|---|---|
| (なし) | 即座に再起動する | reboot | 
| -f | 強制再起動(プロセス終了を待たない) | reboot -f | 
| -p | 再起動ではなく電源を切る | reboot -p | 
| -h | システムを停止(halt) | reboot -h | 
実行例
通常の再起動
sudo reboot
(システムが安全に再起動されます)
強制再起動
sudo reboot -f
(全プロセスを待たずに即座にリブート、データ消失の危険あり)
電源を切る
sudo reboot -p
(システムの電源がオフになります)
エラー例(root権限なしで実行)
reboot
出力例:
reboot: Need to be root
関連コマンド
- shutdown -r: 指定時間後に再起動する。
- halt: CPUを停止するが電源は切らない。
- poweroff: システムの電源を切る。
備考
- 実行には通常 root権限が必要です。
- systemd 環境では systemctl rebootと同等の動作をします。
- 強制再起動(-f)は非常時のみ使用推奨です。
 


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