git add – ファイルをステージに追加するコマンド

リポジトリ管理
スポンサーリンク

git add コマンドは、作業ツリーで変更されたファイルや新規作成ファイルをステージングエリアに追加するためのコマンドです。
次のコミットに含めたい変更を選択する際に利用されます。

構文(Syntax)

git add [オプション] <ファイル/ディレクトリ/...>

主なオプション一覧

オプション説明使用例
<ファイル>特定のファイルをステージングgit add app.py
.カレントディレクトリ以下のすべてを追加git add .
-A / --allすべての変更(追加・変更・削除)を追加git add -A
-u追跡中ファイルの変更・削除を追加(新規は除外)git add -u
-pインタラクティブに変更の一部を追加git add -p app.py
-n / --dry-run追加されるファイルを確認(実際には追加しない)git add -n .

実行例

ファイルを指定して追加

git add app.py

app.py の変更が次のコミット対象になる)

ディレクトリ全体を追加

git add .

(カレントディレクトリ配下のすべての変更をステージング)

すべての変更を追加(削除も含む)

git add -A

追跡済みファイルの変更だけを追加

git add -u

インタラクティブに一部だけ追加

git add -p app.py

出力例(一部):

@@ -1,3 +1,4 @@
 line1
+new line
Stage this hunk [y,n,q,a,d,j,J,g,/,s,e,?]?

dry-runで確認

git add -n .

出力例:

add 'app.py'
add 'readme.md'

エラー例(存在しないファイルを指定)

git add notfound.txt

出力例:

fatal: pathspec 'notfound.txt' did not match any files

関連コマンド

  • git status : ステージングの状態を確認する。
  • git reset : ステージングからファイルを外す。
  • git commit : ステージングされた内容を確定する。

備考

  • git add はファイルの内容を直接保存するのではなく、「次のコミットに含める候補」として登録する操作。
  • .-A は便利だが、不要なファイルまで追加してしまうことがあるため .gitignore を適切に設定することが重要。
  • インタラクティブモード(-p)は部分的コミットに便利。

参考

スポンサーリンク
Bash玄

はじめまして!Bash玄です。

エンジニアとしてシステム運用に携わる中で、手作業の多さに限界を感じ、Bashスクリプトを活用して業務を効率化したのがきっかけで、この道に入りました。「手作業は負け」「スクリプトはシンプルに」をモットーに、誰でも実践できるBashスクリプトの書き方を発信しています。

このサイトでは、Bashの基礎から実践的なスクリプト作成まで、初心者でもわかりやすく解説しています。少しでも「Bashって便利だな」と思ってもらえたら嬉しいです!

# 好きなこと
- シンプルなコードを書くこと
- コマンドラインを快適にカスタマイズすること
- 自動化で時間を生み出すこと

# このサイトを読んでほしい人
- Bashに興味があるけど、何から始めればいいかわからない人
- 定型業務を自動化したい人
- 効率よくターミナルを使いこなしたい人

Bashの世界に一歩踏み出して、一緒に「Bash道」を極めていきましょう!

Bash玄をフォローする

コメント