大きなファイルを探す方法|容量不足を解消する効率的な整理術

ディスク/ストレージ整理
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パソコンの空き容量が足りなくなり、「どのファイルが容量を食っているのかわからない」と困った経験はありませんか?
動画やバックアップデータなどの大きなファイルは気づかないうちに溜まり、ディスク容量を圧迫してしまいます。フォルダを一つずつ開いて確認するのは手間がかかり、数が多いと現実的ではありません。

そんなときに便利なのが、ターミナルで使える find コマンドです。ファイルサイズや更新日を条件にして、不要なファイルを一瞬で見つけることができます。

大きなファイルを探す

特定のサイズ以上のファイルを探したいときは -size オプションを使います。

find . -type f -size +100M

このコマンドは、カレントディレクトリ以下から 100MBを超えるファイル を探して一覧表示します。
サイズ指定の例:

  • +10M : 10MB以上
  • +1G : 1GB以上

これで容量を圧迫している大きなファイルをすぐに見つけられます。

古いファイルを探して削除

更新日を基準に古いファイルを整理したい場合は -mtime を使います。

find . -type f -mtime +30

このコマンドは 最終更新日が30日以上前のファイル を探します。
ログや一時ファイルなど、不要になった古いデータを見つけるのに最適です。

削除までまとめて行いたい場合は次のようにします。

find . -type f -mtime +30 -delete

※ 実行すると元に戻せないため、まずは -delete を付けずに確認してから実行するのがおすすめです。

特定の種類の大きなファイルを探す

動画や音楽など、拡張子を指定して検索することもできます。

find . -type f -name "*.mp4" -size +500M

この例では 500MB以上の動画ファイル(.mp4) を検索します。
「どの動画が容量を食っているのか調べたい」ときに便利です。

効率的に整理するためのポイント

  • サイズで探す:容量不足を引き起こす大きなファイルを優先的に確認
  • 更新日で探す:古くて不要なファイルを定期的に整理
  • 拡張子を指定:動画や音楽、ログなど特定の種類を対象にする

これらを組み合わせることで、不要ファイルを効率的に整理でき、パソコンの空き容量を確保できます。

まとめ

ディスク容量不足を解消するには、容量を圧迫している大きなファイルや古いファイルを素早く見つけて整理することが大切です。
find コマンドを使えば、サイズや更新日を条件にした検索が簡単にでき、効率的に不要ファイルを特定できます。

フォルダを一つずつ開いて探す必要はありません。ターミナルを使えば、必要な情報を一瞬で把握できるようになります。容量不足で困っている方は、ぜひ試してみてください。

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Bash玄

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