htop – topより見やすい対話型プロセス監視コマンド

コマンドリファレンス

htop コマンドは、top をベースにした対話型のプロセス・システムリソースモニターです。
カラー表示・マウス操作・スクロールに対応し、CPUコアごとの使用率やプロセスツリーを直感的に確認できます。多くのディストリビューションで標準インストールされていないため、別途導入が必要です。

インストール方法

ディストリビューションインストールコマンド
Debian / Ubuntusudo apt install htop
RHEL / CentOS / Rocky Linuxsudo dnf install htop
macOS(Homebrew)brew install htop

構文(Syntax)

htop [オプション]

主なオプション一覧

オプション説明使用例
(なし)標準表示(全プロセスを監視)htop
-d 秒数更新間隔を10分の1秒単位で指定htop -d 20
-u USER特定ユーザーのプロセスのみ表示htop -u www-data
-p PID指定したPIDのみ表示(カンマ区切りで複数指定可)htop -p 1234,5678
-s COLUMN指定した列でソートして起動htop -s PERCENT_CPU
-tプロセスをツリー表示で起動htop -t
-Cカラー表示を無効化htop -C

対話モードの主なキー操作

キー説明
F1 / hヘルプを表示
F5 / tプロセスツリー表示の切り替え
F6ソート項目を選択
F9 / k選択したプロセスを kill
F4 / /プロセスを名前で検索・絞り込み
矢印キープロセスリストをスクロール
スペースプロセスにタグを付けて複数選択
u特定ユーザーのプロセスに絞り込み
F10 / q終了

実行例

標準の htop 表示

htop

画面上部にCPUコアごとの使用率バー・メモリ/スワップのゲージが表示され、下部にプロセス一覧がカラー表示されます。

特定ユーザーのプロセスのみ表示

htop -u www-data

ツリー表示で起動

htop -t

親プロセスと子プロセスの関係がインデントで表示され、どのプロセスが何を起動しているか把握しやすくなります。

CPU使用率が高い順にソートして起動

htop -s PERCENT_CPU

top との違い

項目tophtop
標準インストールほぼ全ディストリビューションに標準搭載別途インストールが必要
表示テキストのみカラー・ゲージ表示
操作キーボードのみキーボード+マウス操作
プロセスのkillPIDを入力して指定矢印キーで選択してそのままkill
ツリー表示非対応(環境による)ワンキーで切り替え可能

関連コマンド

  • top : 標準搭載のプロセス監視コマンド、htop のベースとなる存在
  • ps : 実行中プロセスを表示(静的出力)
  • free : メモリ使用状況を表示
  • vmstat : CPUやメモリ、IOなどの統計を表示

備考

  • htop は対話型ツールであり、top と同様に動的に更新され続けます。
  • 設定(ソート順・表示列など)は F2 の Setup 画面から変更でき、終了後も保存されます。
  • SSH接続時など、マウスが使えない環境でもキーボード操作だけで完結できます。
  • スクリプトでの自動処理には向かないため、非対話的な出力が必要な場合は top -b -n 1ps を使用します。

参考

Bash玄

はじめまして!Bash玄です。

エンジニアとしてシステム運用に携わる中で、手作業の多さに限界を感じ、Bashスクリプトを活用して業務を効率化したのがきっかけで、この道に入りました。「手作業は負け」「スクリプトはシンプルに」をモットーに、誰でも実践できるBashスクリプトの書き方を発信しています。

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