実務で頻出する「ストレージ・デバイス」関連の用語を、一言定義+最小実例でサッと確認。
ディスクやパーティション、マウント、デバイス管理など、Linuxでのストレージ操作の基礎を整理します。
このページで達成できること
- デバイスとパーティションの関係を理解
- マウント・アンマウントの仕組みを習得
- ディスク使用量やI/O状況の確認方法を把握
- 実務での落とし穴(誤フォーマット・UUID不一致)を回避
すぐ引けるミニ索引
| 用語 | 一言で | 代表コマンド/例 |
|---|---|---|
| /dev | デバイスファイルの格納場所 | ls /dev/sd* |
| ブロックデバイス | ディスク型デバイス | /dev/sda |
| パーティション | ディスクの区切り領域 | /dev/sda1 |
| UUID | デバイス識別用の一意なID | blkid |
| マウント | ディスクを利用可能にする操作 | mount /dev/sda1 /mnt |
| /etc/fstab | 永続的なマウント設定 | cat /etc/fstab |
| df | ファイルシステムの使用量確認 | df -h |
| du | ディレクトリ単位の容量確認 | du -sh /var/log |
| lsblk | ブロックデバイス一覧 | lsblk |
| fdisk / parted | パーティション編集 | fdisk -l |
| mkfs | ファイルシステム作成 | mkfs.ext4 /dev/sdb1 |
| mount / umount | マウントと解除 | umount /mnt |
| iostat | I/O統計の確認 | iostat -x 1 |
| smartctl | ディスク健康状態確認 | smartctl -a /dev/sda |
用語解説(繰り返しブロック)
/dev
とは:デバイスをファイルとして扱うディレクトリ。
最小実例
ls /dev/sd*
関連:ブロックデバイス / パーティション
落とし穴:直接操作すると破壊的な影響がある。
ブロックデバイス
とは:ディスクやSSDなど、ブロック単位でアクセスするデバイス。
最小実例
lsblk
関連:/dev / パーティション
落とし穴:/dev/sda と /dev/sdb を誤操作しない。
パーティション
とは:ディスクを分割して用途ごとに区切った領域。
最小実例
fdisk -l
関連:mkfs / /etc/fstab
落とし穴:編集時に既存データが消える。
UUID
とは:ディスクやパーティションを一意に識別するID。
最小実例
blkid
関連:/etc/fstab / マウント
落とし穴:/dev/sdX 名称は再起動で変わる場合がある → UUID利用推奨。
マウント
とは:ファイルシステムをディレクトリに割り当て利用可能にする操作。
最小実例
mount /dev/sdb1 /mnt
関連:umount / /etc/fstab
落とし穴:umountせずに取り外すとデータ破損。
/etc/fstab
とは:起動時に自動マウントされる設定ファイル。
最小実例
cat /etc/fstab
関連:UUID / マウント
落とし穴:誤設定すると起動不能になる。
df
とは:ファイルシステム全体の使用量を表示する。
最小実例
df -h
関連:du / lsblk
落とし穴:inode不足は df -i で確認。
du
とは:ディレクトリやファイル単位の使用量を表示。
最小実例
du -sh /var/log
関連:df / find
落とし穴:巨大ディレクトリは計算に時間がかかる。
lsblk
とは:接続されているブロックデバイスの一覧を表示。
最小実例
lsblk -f
関連:fdisk / parted
落とし穴:ファイルシステムの種類は -f を付けないと見えない。
fdisk / parted
とは:ディスクのパーティションを作成・削除・表示するツール。
最小実例
sudo fdisk /dev/sdb
関連:mkfs / lsblk
落とし穴:編集時に即時反映される → 慎重に操作。
mkfs
とは:パーティションにファイルシステムを作成するコマンド。
最小実例
mkfs.ext4 /dev/sdb1
関連:パーティション / mount
落とし穴:既存データは消去される。
iostat
とは:ディスクI/Oの統計情報を表示。
最小実例
iostat -x 1
関連:vmstat / top
落とし穴:sysstat パッケージが必要な場合がある。
smartctl
とは:HDD/SSD の自己診断情報(SMART)を確認。
最小実例
smartctl -a /dev/sda
関連:ストレージ診断 / デバイス監視
落とし穴:一部の仮想環境では利用不可。
運用の現場Tips
- UUIDでマウント管理:デバイス名
/dev/sdXは変わりやすい - df と du を使い分け:全体容量と個別ディレクトリを確認
- smartctlで事前検知:障害予兆を早めにキャッチ
- fstabは最小限編集:誤ると起動不能リスク大
関連リンク(学習ハブ内)
- ファイルシステム・パス:https://bashdo.com/learn/glossary/filesystem
- プロセス優先度・cgroups:https://bashdo.com/learn/glossary/cgroups
- 権限・所有権:https://bashdo.com/learn/glossary/permission
- 監視・ログ・トレース:https://bashdo.com/learn/glossary/logs
- 並列実行・パフォーマンス:https://bashdo.com/learn/glossary/parallel

