実務で頻出する「ネットワーク」関連の用語を、一言定義+最小実例でサッと確認。
IP アドレスやポート、接続確認や転送コマンドなど、日常的に利用する基本操作を整理します。
このページで達成できること
- ネットワークの基本概念(IP・ポート)を理解
- 接続確認(ping / curl / telnet / ss)の手法を習得
- SSH や SCP によるリモート操作の基礎を押さえる
- 実務での落とし穴(FW制限・名前解決エラー)を回避
すぐ引けるミニ索引
| 用語 | 一言で | 代表コマンド/例 |
|---|---|---|
| IPアドレス | ネットワーク上の識別子 | ip addr |
| ポート番号 | プロセスを区別する番号 | ss -tln |
| DNS | 名前解決の仕組み | dig example.com |
| ping | 接続疎通確認(ICMP) | ping 8.8.8.8 |
| curl | HTTP通信確認 | curl -I https://example.com |
| wget | ファイル取得 | wget URL |
| ssh | リモートログイン | ssh user@host |
| scp | ファイル転送 | scp file user@host:/path |
| sftp | SFTP転送 | sftp user@host |
| telnet / nc | 任意ポート接続確認 | nc -zv host 80 |
| ss | ソケット確認 | ss -tuln |
| netstat(旧) | 接続確認ツール | netstat -an |
| traceroute | 経路確認 | traceroute 8.8.8.8 |
| ip コマンド | ネットワーク設定管理 | ip route |
用語解説(繰り返しブロック)
IPアドレス
とは:ネットワーク上の機器を一意に識別する番号。IPv4 と IPv6 がある。
最小実例
ip addr show
関連:ポート番号 / DNS
落とし穴:プライベートIPとグローバルIPを混同しない。
ポート番号
とは:同一ホスト内でサービスを区別する番号。0〜65535。
最小実例
ss -tln
関連:IPアドレス / サービス
落とし穴:特権ポート (<1024) は root が必要。
DNS
とは:ホスト名をIPアドレスに変換する仕組み。
最小実例
dig example.com
関連:IPアドレス / ping
落とし穴:名前解決できない場合は /etc/resolv.conf を確認。
ping
とは:ICMP echoを使った疎通確認。
最小実例
ping 8.8.8.8
関連:traceroute / ネットワーク疎通
落とし穴:FWでICMPが無効化されている場合は利用不可。
curl
とは:HTTP/HTTPSなど多様なプロトコルで通信確認やデータ取得を行う。
最小実例
curl -I https://example.com
関連:wget / APIテスト
落とし穴:SSL検証でエラーになる場合は -k オプションで確認可。
wget
とは:ファイル取得に特化したダウンロードコマンド。
最小実例
wget https://example.com/file.txt
関連:curl / FTP
落とし穴:curl と違い標準出力に出さずファイル保存する。
ssh
とは:暗号化されたリモートログインプロトコル。
最小実例
ssh user@remotehost
関連:scp / sftp / 公開鍵認証
落とし穴:ポート番号は22が標準。FWやセキュリティ設定に注意。
scp
とは:SSH経由でファイルをコピーするコマンド。
最小実例
scp file.txt user@host:/tmp/
関連:ssh / sftp
落とし穴:大規模転送には rsync の方が効率的。
sftp
とは:SSH 経由でファイルを転送するFTPライクな仕組み。
最小実例
sftp user@host
関連:ssh / scp
落とし穴:通常のFTPとは非互換。
telnet / nc
とは:任意ポートへ直接接続して疎通確認を行う。
最小実例
nc -zv host.example.com 80
関連:ss / netstat
落とし穴:telnetは暗号化されず非推奨。nc推奨。
ss
とは:ソケットの状態を確認するコマンド。netstat の後継。
最小実例
ss -tuln
関連:netstat / ポート確認
落とし穴:旧習慣で netstat を使い続ける人が多い。
netstat
とは:古くから使われるネットワーク接続確認ツール。
最小実例
netstat -an
関連:ss
落とし穴:新しいディストリビューションでは非推奨。
traceroute
とは:通信経路(ホップ)を調査するコマンド。
最小実例
traceroute 8.8.8.8
関連:ping / ネットワーク調査
落とし穴:FWやISPによって途中の応答が返らないことがある。
ip コマンド
とは:ネットワーク設定を操作・確認するための現行標準コマンド。
最小実例
ip route
関連:ifconfig(旧) / ping / ss
落とし穴:古い資料では ifconfig が登場するが非推奨。
運用の現場Tips
- 疎通確認の順序:ping → nc/ss → curl の流れで切り分け
- ssh鍵認証を標準に:パスワードログインは避ける
- curl と wget の違いを理解して使い分け
- systemd-resolve / dig で名前解決トラブルを追跡

