tig – Git リポジトリを対話的に閲覧するテキストユーザーインターフェース

リポジトリ管理

tig コマンドは、Git リポジトリを テキストベースのインターフェース で閲覧・操作するためのツールです。
git loggit diff を対話的に見やすく表示でき、キーボード操作でコミットの確認やステージングを行うことも可能です。

構文(Syntax)

tig [オプション] [パス/コミット...]

主な利用モード(サブコマンド的な使い方)

モード説明使用例
tig通常モード(コミット履歴を表示)tig
tig loggit log と同様のログ表示tig log
tig statusgit status と同様の状態表示tig status
tig diff差分表示tig diff
tig blame <file>ファイルの blame 表示tig blame app.py
tig refsリファレンス一覧を表示tig refs

キー操作の例

キー動作
j / k上下に移動
Enter詳細を開く
q閉じる(終了)
sファイルをステージ
uステージ解除
:コマンド入力モード
/検索
hヘルプ表示

実行例

通常のログ表示

tig

出力例(画面上の表示イメージ):

commit 1a2b3c4 (HEAD -> main)
Author: Alice <alice@example.com>
Date:   Mon Aug 26 10:00:00 2025 +0900

    Fix login bug

commit 9z8y7x6 (origin/main)
Author: Bob <bob@example.com>
Date:   Sun Aug 25 15:00:00 2025 +0900

    Add new API endpoint

ステータスを確認

tig status

git status と同様の情報が対話的に表示される)

差分を確認

tig diff

ファイルの blame 表示

tig blame app.py

エラー例(Git リポジトリ外で実行)

tig

出力例:

tig: not a git repository

関連コマンド

  • git log : コミット履歴を確認する。
  • git status : 作業ツリーの状態を確認する。
  • git diff : 差分を確認する。

備考

  • tig は Git クライアントとして便利な CUI ビューア で、Git コマンドのラッパー的に動作します。
  • ソースコードレビューやステージング作業をターミナルで効率的に行いたいときに有用。
  • 多くの Linux ディストリビューションでパッケージとして提供されており、apt install tigbrew install tig で導入できます。

参考

Bash玄

はじめまして!Bash玄です。

エンジニアとしてシステム運用に携わる中で、手作業の多さに限界を感じ、Bashスクリプトを活用して業務を効率化したのがきっかけで、この道に入りました。「手作業は負け」「スクリプトはシンプルに」をモットーに、誰でも実践できるBashスクリプトの書き方を発信しています。

このサイトでは、Bashの基礎から実践的なスクリプト作成まで、初心者でもわかりやすく解説しています。少しでも「Bashって便利だな」と思ってもらえたら嬉しいです!

# 好きなこと
- シンプルなコードを書くこと
- コマンドラインを快適にカスタマイズすること
- 自動化で時間を生み出すこと

# このサイトを読んでほしい人
- Bashに興味があるけど、何から始めればいいかわからない人
- 定型業務を自動化したい人
- 効率よくターミナルを使いこなしたい人

Bashの世界に一歩踏み出して、一緒に「Bash道」を極めていきましょう!

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