figlet – 文字列を大型のASCIIアート文字で出力する

整形・フォーマット

figlet は与えた文字列を様々なフォント(.flf)で大型ASCIIアートに変換して表示するコマンドです。
スクリプトの見出しやバナー、CIのジョブ開始/完了メッセージなどに使われます。

構文(Syntax)

# 基本
figlet [OPTIONS] [TEXT...]

# よく使う書式
figlet "Hello"
figlet -f slant "Title"
figlet -c -w 80 "CENTERED"
figlet -k "ABCD"             # 文字同士を詰めず(カーニングのみ)

# 利用可能フォントのプレビュー(別コマンド)
showfigfonts [-d FONTDIR] [TEXT]

主なオプション一覧

オプション説明使用例
-f FONT使用フォントを指定(拡張子.flfは省略可)figlet -f big "WELCOME"
-d DIRフォント検索ディレクトリを追加/指定figlet -d ~/.local/share/figlet -f myfont "Hi"
-c / -l / -r中央揃え / 左揃え(既定) / 右揃えfiglet -c "CENTER"
-w COLS折り返し幅(カラム数)を指定figlet -w 100 "Long Title"
-t端末幅を検出して折り返しに使用figlet -t "Auto width"
-kカーニングのみ(文字の“つぶし”=スマッシングを無効化)figlet -k "ABCD"
-sスマッシングを有効化(-kの逆。多くのフォントで既定がスマッシュ)figlet -s "ABCD"
-I N情報表示(例: -I2=フォントディレクトリなど)figlet -I2
-h / -vヘルプ / バージョン表示figlet -h

フォントは /usr/share/figlet/(Linux)や /opt/homebrew/share/figlet/(macOS/Homebrew)等に配置されます。showfigfonts で一覧プレビューできます。

実行例

基本:デフォルトフォントで表示

説明: もっともシンプルな使い方。
コマンド:

figlet "Hello, world!"

フォントを変えてタイトル文字を作る

説明: スクリプトのバナー向けに“slant”フォントで出力。
コマンド:

figlet -f slant "Deploy Start"

中央揃え+幅指定で整える

説明: 80カラムに合わせて中央揃え。
コマンド:

figlet -c -w 80 "STAGING"

文字の重なりを抑えて読みやすく(カーニングのみ)

説明: スマッシングを無効化して文字間を空けます。
コマンド:

figlet -k "ABCD 1234"

利用可能フォントを一覧プレビュー

説明: 使えるフォントを一括プレビュー(長いので less 推奨)。
コマンド:

showfigfonts "Sample" | less -R

エラー例:存在しないフォント名を指定

説明: 未インストールのフォントを指定すると失敗。
コマンド:

figlet -f no_such_font "TEST"

出力例(例):

figlet: Font not found

対処: showfigfonts で名前を確認するか、フォントを所定ディレクトリに配置します。

関連コマンド

  • showfigfonts : 指定テキストで全フォントをプレビューする補助コマンド。
  • toilet : FIGlet互換の別実装(Unicodeや色フィルタ等の拡張)。
  • banner : よりシンプルな大型文字出力。
  • cowsay / lolcat : 吹き出しやカラー化と組み合わせ(例: figlet OK | lolcat)。

備考

  • 文字集合: 多くの FIGlet フォントは ASCII 前提です。全角日本語・絵文字は崩れる/出ない場合があります。
  • 行揃えと幅: -w-t は“折り返し幅”に影響。中央揃え(-c)時はこの幅に基づいてスペースが付与されます。
  • スマッシング: 文字の重なりを最小化してコンパクトに見せる機能です。見やすさ重視なら -k を試してください。
  • フォント追加: 取得した .flf をフォントディレクトリへ置き、-d か環境変数 FIGLET_FONTDIR(環境による)で認識させます。
  • 非TTY出力: パイプ先でも利用できますが、色付けは別ツール(lolcat など)を併用します。
  • インストール: 例)Debian/Ubuntu: sudo apt install figlet, Fedora: sudo dnf install figlet, macOS(Homebrew): brew install figlet

参考

Bash玄

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エンジニアとしてシステム運用に携わる中で、手作業の多さに限界を感じ、Bashスクリプトを活用して業務を効率化したのがきっかけで、この道に入りました。「手作業は負け」「スクリプトはシンプルに」をモットーに、誰でも実践できるBashスクリプトの書き方を発信しています。

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