スクリプト設計/制御構文の教科書|安全運用とエラーハンドリング入門

こんにちは。このページの目的は、Bash を“書ける”から“設計できる”へ引き上げるための柱ページです。

単なる文法の暗記ではなく、壊れにくく読みやすいスクリプトをつくるための考え方と型をまとめ、現場の作業を安定させます。

本ページは、設計指針 → 具体例 → アンチパターン → テストという順で学べる導線を用意し、if/for/case/while、関数、配列・パラメータ展開などの制御構文を「道具」ではなく「設計要素」として扱い、安全運用に直結する要点も短く押さえます。

Bashの基本構文を網羅的にまとめているページとしてはこちらも参考にしてください。 → Bash

今日の小さなスクリプトが、明日も安心して動き続ける。そのための土台づくりを、ここから始めましょう。

スクリプト設計/制御構文の概要

Bash を“その場しのぎ”から“設計して書く”へ進めるための入口です。壊れにくく読みやすいスクリプトを作る考え方を短く共有し、必要なトピックにすぐ移動できる導線を用意します。

このページの目的

設計指針 → 具体例 → アンチパターン → テストの順で学べる共通フレームを示し、実務で壊れない構造をどう作るかに焦点を当てます。全トピックでこの型を使い回し、学び方と書き方の両方を安定させます。

クイックリンク

最初に何を見ればいいかわからない方には、以下の記事がオススメです。頻繁に必要になる情報をまとめています。

分岐・反復

関数・モジュール化

データとパラメータ展開

運用と安全設計

設計パターン&テンプレ

テスト&品質

前提・記法ルール

例の再現性を高めるため、実行環境と表記の前提をそろえます。

対象環境・互換性

想定は bash 5 系、OS は Ubuntu 22.04 以降を基準にします。POSIX を意識しつつ、配列や連想配列など bash 拡張は必要に応じて使用します。他ディストリビューションではオプションやパスの差異を読み替えてください。

記法ルール

コマンドはコードブロックで示し、行頭の $ は省略します。変数・置換・グロブは原則として二重引用符で保護します。例は「最小で意図が伝わること」を重視し、不要な最適化や難解な短縮は避けます。外部コマンドは command -v などで存在確認する流儀を基本とします。

安全設定の前提

set -euo pipefail を既定とし、未定義変数・途中失敗・パイプライン失敗を見逃さない方針で説明します。入力処理は IFS=$'\n\t' とし、read -r でバックスラッシュ解釈を抑制します。必要に応じて前提を一時的に外す場合は理由と代替策を明記します。

最短ロードマップ

全体像を先に掴むと、細部に迷いません。次の三段で進めます。

  1. 設計の原則を知る
    命名・責務・分割を最初に決めます。入力・処理・出力を混ぜず、副作用の範囲を狭め、外部への書き込みや削除は一箇所に集約します。
  2. 制御構文とパラメータ展開を道具箱にする
    if と case で判定を整理し、for と while/until で反復を制御します。関数は小さく一責務にまとめ、配列・連想配列でデータを素直に扱います。既定値や置換などの展開で分岐や検証を簡潔にします。
  3. 失敗時のふるまいとテスト方法を決める
    終了コード、trap による後始末、ログの粒度と通知条件を先に決めます。入出力のサンプルと期待結果を比べるだけでも、バグの混入は大きく減ります。

各トピックへの記事一覧

この柱ページから、各トピックの深掘りへ滑らかにつなげます。

公開されている子ページをここに集約して案内します。分岐、反復、関数化、安全設計の順に広げ、探しやすさを保ちます。

分岐・反復

判定と繰り返しの設計を集約

関連ハブ

学びを横断させることで理解を早く深く定着させます。

コマンドリファレンス索引

制御構文の設計と各コマンドの正確な使い方は車の両輪です。迷ったら索引から挙動を確認し、設計と実装の齟齬をなくします。

学習ハブ

学習プランと連動させ、必要なときに必要なだけ掘り下げます。基礎の復習、応用の練習、振り返りの導線をここから接続します。