大切な写真や仕事のデータをフォルダごとコピーしてバックアップしたいと思ったことはありませんか?
マウスでドラッグ&ドロップすればコピーできますが、フォルダの中身が多かったりサイズが大きいと時間がかかったり、途中でエラーになることもあります。特に数百〜数千のファイルを扱う場合は、コピー作業だけで疲れてしまうこともあるでしょう。
実はこうした作業は、ターミナルやコマンドプロンプトを使うことで効率的に解決できます。本記事では、代表的な方法である cpコマンド と rsync を紹介し、それぞれの違いや使い分けについて解説します。
cpコマンドでフォルダをコピーする
もっとも基本的なのは cp コマンドです。ファイルだけでなく、オプションを付ければフォルダもコピーできます。
cp -r コピー元フォルダ コピー先フォルダ
-r を指定することでフォルダの中身を再帰的にすべてコピーします。
例えば「project」フォルダを「project_backup」にコピーしたい場合は次のように入力します。
cp -r project/ project_backup/
簡単でわかりやすい方法ですが、毎回すべてのファイルをコピーし直すため、大量のデータを繰り返しバックアップするときには効率が落ちてしまいます。
rsyncで効率的にコピーする
もう一歩進んだ方法が rsync です。最大の特徴は 差分コピー ができること。コピー先にすでに存在するファイルはそのままにし、新しく追加・変更されたファイルだけを反映できます。
rsync -av コピー元フォルダ コピー先フォルダ
-a: 権限や更新日時などを保持してコピー-v: コピー状況を表示
同じく「project」フォルダを「project_backup」に同期する場合は以下のように入力します。
rsync -av project/ project_backup/
一度コピーしておけば、次回以降は更新分だけをコピーするため、定期的なバックアップや大量データの扱いに適しています。
cpとrsyncの使い分け
両方のコマンドを比較すると次のように整理できます。
- cpコマンド
- 単発でフォルダをコピーしたいとき
- 小規模なデータの複製に便利
- rsync
- 大量データや大きなフォルダを扱うとき
- 定期的にバックアップを更新するとき
- ネットワーク経由で別のPCやサーバーにコピーしたいとき
普段のちょっとしたコピーには cp、繰り返しのバックアップや大容量データには rsync と使い分けると効率的です。
まとめ
フォルダを丸ごとコピーする方法は複数ありますが、作業の内容によって適した手段は変わります。
- シンプルにコピーしたいだけなら
cp -r - 効率的にバックアップを取りたいなら
rsync
マウス操作よりも正確でスピーディに処理できるため、日常のバックアップ作業を快適にしてくれるはずです。

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