git branch – ブランチを作成・一覧表示・削除するコマンド

リポジトリ管理
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git branch コマンドは、Git リポジトリでブランチの作成・一覧表示・削除・リネームを行うためのコマンドです。
複数の開発ラインを管理するために利用されます。

構文(Syntax)

git branch [オプション] [ブランチ名] [ベースコミット]

主なオプション一覧

オプション説明使用例
(なし)ブランチ一覧を表示(現在のブランチに * が付く)git branch
<ブランチ名>新しいブランチを作成git branch feature-x
-d <ブランチ名>マージ済みのブランチを削除git branch -d feature-x
-D <ブランチ名>強制削除(未マージでも削除可能)git branch -D feature-x
-m <新ブランチ名>現在のブランチをリネームgit branch -m new-name
-aローカルとリモートを含めた全ブランチ一覧git branch -a
-rリモートブランチのみ一覧git branch -r

実行例

ブランチ一覧を表示

git branch

出力例:

* main
  develop
  feature-x

新しいブランチを作成

git branch feature-login

リモートを含む全ブランチ一覧

git branch -a

出力例:

* main
  develop
  feature-login
  remotes/origin/main
  remotes/origin/develop

ブランチを削除

git branch -d feature-login

未マージでも強制削除

git branch -D feature-login

ブランチ名を変更

git branch -m old-name new-name

特定のコミットから新しいブランチを作成

git branch hotfix abc1234

エラー例(存在しないブランチを削除)

git branch -d notfound

出力例:

error: branch 'notfound' not found.

関連コマンド

  • git checkout : 指定ブランチに切り替える。
  • git switch : より新しいブランチ切り替えコマンド。
  • git merge : 他のブランチをマージする。

備考

  • git branch 単体では作業ツリーを移動しないため、作成後に切り替えるには git checkout または git switch を利用する。
  • ブランチ作成と切り替えを同時に行う場合は git checkout -b または git switch -c を使用すると便利。
  • リモートブランチを削除する場合は git push origin --delete <branch> を利用。

参考

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Bash玄

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