glow はターミナルでMarkdownを美しく整形表示するビューアです。引数なしで起動するとTUI(テキストUI)でローカルのMarkdownをブラウズでき、ファイル・標準入力・GitHub/GitLab・HTTP URLなど多様なソースを表示できます。-pでページャ出力、-sでスタイル指定、-wで折り返し幅指定などが可能です。 (GitHub)
構文(Syntax)
# 基本
glow [OPTIONS] [SOURCE]
# SOURCE の例
glow # 引数なし: TUIでローカルMarkdownをブラウズ
glow FILE.md # ファイルを整形表示
echo "...markdown..." | glow - # 標準入力
glow github.com/ORG/REPO # GitHub/GitLabのREADMEを取得
glow https://host.tld/file.md # HTTP(S)のMarkdownを取得
# 明示的にTUIで開く
glow --tui FILE.md
# 設定・補完(サブコマンド)
glow config # 設定ファイルを開く
glow completion <bash|zsh|fish|powershell>
TUIでは?でキーバインドが表示されます。 (GitHub)
主なオプション一覧
| オプション | 説明 | 使用例 |
|---|---|---|
-p, --pager | ページャ(既定は$PAGER、未設定なら less -r)で表示 | glow -p README.md (GitHub) |
-w, --width N | N桁で折り返し(0で折り返し無効) | glow -w 60 FILE.md / glow -w 0 FILE.md (GitHub) |
-s, --style STYLE | スタイルを指定(dark/light または JSONパス) | glow -s dark README.md / glow -s mystyle.json (GitHub) |
-t, --tui | TUIで表示(内蔵ページャ) | glow --tui README.md (GitHub) |
-a, --all | 隠し/無視ファイルも表示(TUIのみ) | glow -a (Debian Manpages) |
-l, --line-numbers | 行番号を表示(TUIのみ) | glow -l (Debian Manpages) |
-m, --mouse | マウスホイール有効化(TUIのみ) | glow -m (Debian Manpages) |
-n, --preserve-new-lines | 改行を保持して出力 | glow -n README.md (Debian Manpages) |
--config PATH | 設定ファイルのパスを明示 | glow --config ~/.config/glow/glow.yml (Debian Manpages) |
--help / --version | ヘルプ/バージョン表示 | glow --help (Debian Manpages) |
実行例
ローカルのMarkdownを表示(基本)
説明:ファイルを整形して端末に表示します。
コマンド
glow README.md
出力例:見出しやリストにスタイルが適用されたテキスト(端末上にレンダリング)。 (GitHub)
標準入力から読む
説明:パイプしたMarkdownをそのまま整形表示します。
コマンド
echo "# Title\n\n**bold** and `code`" | glow -
出力例:タイトルが大きく、太字やコードが強調されて表示。 (GitHub)
GitHubのREADMEを取得して表示
説明:リポジトリのREADMEを直接取得して表示します。
コマンド
glow github.com/charmbracelet/glow
出力例:リポジトリのREADMEが整形表示されます。 (GitHub)
折り返し幅とスタイルを指定
説明:80桁で折り返し、ダークテーマで表示します。
コマンド
glow -w 80 -s dark README.md
出力例:80桁で改行され、暗色テーマで表示。 (GitHub)
エラー例:存在しないファイル
説明:存在しないパスを渡すと非ゼロ終了になります。
コマンド
glow notfound.md
echo $?
出力例(例)
(エラー内容は環境により異なる)
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関連コマンド
mdcat:ターミナルでMarkdown表示(CommonMark、画像対応端末でインライン画像)。bat:cat互換でシンタックスハイライト(Markdown整形ではなく色付け中心)。grip:GitHub風にブラウザでプレビュー(HTML出力も可)。pandoc:MarkdownをHTML/PDFほかへ変換。glamour:glowが用いるスタイルベースのMarkdownレンダラ(JSONスタイルでカスタム)。 (GitHub)
備考
- TUIとCLI:引数なしで起動するとTUIでローカルMarkdownを探索・閲覧。
--tuiで明示的にTUI起動。TUI/CLIどちらでも-pで外部ページャへ出力可能です。 (GitHub) - スタイル:
-s dark|lightの自動/明示切替に加え、JSONスタイルを指定可能。Glamourのスタイルも利用できます。 (GitHub) - 設定ファイル:
glow configでエディタが開き、glow.yml(例:style,pager,width,all,showLineNumbers,preserveNewLinesなど)を編集できます。既定の場所は環境依存のためglow --helpを参照。 (GitHub) - 最近の変更:v2.0.0で「stash」機能は削除。
--preserve-new-linesの追加、--width=0で折り返し無効、シェル補完・manページ対応などが入り、v2.1.0で--tuiフラグや自動リロードが追加されました。 (GitHub) - 注意:ネットワーク取得(GitHub/HTTP)は接続環境に依存します。失敗時は非ゼロ終了となります。 (GitHub)
参考
- GitHub: charmbracelet/glow(README・使い方) (GitHub)
- Debian manページ:
glow(1)(オプション・サブコマンド) (Debian Manpages) - リリースノート(v2.0.0/2.1.0の変更点) (GitHub)
- Glamour(スタイルエンジン) (GitHub)

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