Git Bash – Windowsで手軽にbash環境を構築

「Git Bashって結局何?」「Gitを使いたいけど黒い画面が苦手…」

そんな疑問や不安を持つ方に向けて、この記事ではGit Bashの基本から活用法までをわかりやすく解説します。

Git Bashは、Windows上でGitの操作とLinux系コマンドの実行を両立できる便利なツールです。開発初心者が最初につまずきやすい「ターミナル操作」を、やさしく・丁寧にナビゲートします。

本記事では以下のような内容をカバーします:

  • Git Bashのインストール方法(はじめてでも安心)
  • よく使うコマンド一覧(Git操作+Unix基本コマンド)
  • 他のターミナルとの違いと使い分けのポイント
  • よくあるトラブルと対処法

これからGitを始める人はもちろん、他のターミナルと迷っている方にも役立つ情報をまとめました。
この記事を読めば、Git Bashの使い方が一通りわかるようになります。

より詳細なLinux環境を求めている方は WSL入門 や、Bash環境についての記事 Bash も参考になります。

  1. はじめに:Git Bashとは?
  2. Git Bashのインストール方法(初心者向け手順)
    1. 公式サイトのダウンロードリンク
    2. インストーラーの使い方
    3. 推奨オプション設定(Git Bash Here など)
    4. 初回起動の確認と注意点
  3. Git Bashの基本的な使い方
    1. Gitコマンドの実行(clone, add, commit, push など)
    2. ファイル操作系のUnixコマンド(ls, cd, touch, mkdir, rmなど)
    3. Bashスクリプトの実行(簡単な .sh ファイル例)
      1. スクリプト例:hello.sh
      2. 実行方法
  4. よく使うコマンド一覧(Git+Linux系)
    1. Gitコマンド早見表(操作別に整理)
    2. Unixコマンド早見表(初心者向け)
    3. Windowsとの違いがわかる補足(例:dir vs ls)
  5. 他のターミナルとの比較(どれを使うべき?)
    1. Git Bash vs コマンドプロンプト(CMD)
    2. Git Bash vs PowerShell
    3. Git Bash vs WSL(Windows Subsystem for Linux)
    4. Git Bash vs Cygwin
    5. 向いている用途・選び方のアドバイス
  6. Git Bashのメリット・デメリット
    1. ✔ メリット
      1. インストールが簡単
      2. GitとLinuxコマンドが同時に使える
      3. Windowsと共存できる
      4. スクリプト自動化も可能
    2. ✖ デメリット
      1. 完全なLinux互換ではない
      2. Windowsコマンドとの使い分けが必要
      3. ターミナルとしての機能はシンプル
  7. 開発に活かす!Git Bash活用のコツ
    1. Windows Terminal や VS Code との連携
      1. 💡 Windows Terminalでの活用
      2. 💡 VS Codeとの連携
    2. スクリプト自動化の小技(例:git pull 自動化)
      1. 🔧 複数リポジトリを自動で更新するスクリプト例:auto_pull.sh
    3. コマンド入力の補完や履歴を活用する方法
      1. ✅ 補足:よく使うコマンドはエイリアスにすると便利
  8. よくある質問(Q&A)
    1. Q. Git BashとGit GUIはどっちを使うべき?
    2. Q. Git Bashが起動しない・文字化けするときは?
    3. Q. Bashって危険?rmコマンドで消えないようにするには?
    4. Q. Git BashでPowerShellやCMDのコマンドは使える?
  9. まとめ:Git Bashはこんな人におすすめ
    1. Git初心者〜中級者でコマンドに慣れたい方
    2. LinuxコマンドをWindowsで扱いたい方
    3. 簡単に開発環境を整えたい方
  10. Git Bash – Windowsで手軽にbash環境を構築 の深掘り記事
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はじめに:Git Bashとは?

Git Bashは、Windows上でGitの操作Linux系コマンドの実行を可能にする、コマンドラインツールです。Git for Windowsをインストールすると利用でき、黒い画面上でgitlsなどのコマンドを実行できます。

開発現場ではGitの操作をGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)で行うツールもありますが、Git Bashはより柔軟かつ正確にGitを使いこなしたい人にとって定番の選択肢です。

特に、開発初心者がコマンドに慣れるための第一歩としても最適です。マウス操作では見えづらいGitの仕組みが、コマンドラインでの操作を通じて理解しやすくなります。また、Linuxサーバー環境での操作にも近いため、将来的なスキルアップにもつながります。

GUIツールと比べてGit Bashは軽量で動作も速く、学習を兼ねて操作の流れを身につけやすいのが特徴です。ログやエラーがそのまま表示されるので、問題の原因を追いやすい点もメリットです。直感的に使えるGUIツールと併用するのもよいですが、長期的に見ればGit Bashに慣れておくことで、より高度なGit操作がスムーズになります。

Git Bashのインストール方法(初心者向け手順)

WindowsにGit Bashを導入するには、「Git for Windows」というパッケージをインストールします。以下の手順に従えば、初心者でも簡単にセットアップ可能です。

公式サイトのダウンロードリンク

まずは、公式サイトからインストーラーをダウンロードします。

👉 https://gitforwindows.org/

「Download」ボタンをクリックすると、自動的に使用しているOSに対応したインストーラー(64bit / 32bit)がダウンロードされます。

インストーラーの使い方

ダウンロードが完了したら、インストーラー(Git-x.y.z-64-bit.exeなど)をダブルクリックして実行します。

セットアップウィザードが起動したら、基本的にはすべてデフォルトのまま「Next」連打でOKです。インストールが進む中でいくつかの選択肢が表示されますが、特に以下の項目に注意しましょう。

推奨オプション設定(Git Bash Here など)

  • 「Git Bash Here」を有効にする(チェック済みが推奨)
    → エクスプローラーで任意のフォルダを右クリックしたときに「Git Bash Here」が表示されるようになり、作業効率が上がります。
  • PATHの設定:「Git from the command line and also from 3rd-party software」
    → 他のツールでもGitを使えるようにするため、これを選ぶのがおすすめです。
  • 改行コード(CRLF vs LF)設定
    → デフォルトの「Checkout Windows-style, commit Unix-style」でOKです。

初回起動の確認と注意点

インストールが完了すると、スタートメニューに「Git Bash」が追加されます。ここから起動すると、黒いウィンドウが表示され、$ で終わるプロンプトが表示されていれば準備完了です。

もし「Git Bash Here」を有効にした場合は、任意のフォルダを右クリックして「Git Bash Here」を選ぶことで、その場所を作業ディレクトリとして起動できます。

💡 初回起動後は、git --versionls などの簡単なコマンドを試してみると動作確認になります。

Git Bashの基本的な使い方

Git Bashは、Gitの操作とUnixライクなコマンド操作の両方をWindows上で行える非常に便利なツールです。このセクションでは、代表的な使い方を具体的に紹介します。

Gitコマンドの実行(clone, add, commit, push など)

Git Bashを使えば、GUIなしでGitリポジトリの操作が行えます。以下は基本的な流れです。

# リモートリポジトリをクローン
git clone https://github.com/ユーザー名/リポジトリ名.git

# 作業ファイルのステータス確認
git status

# ファイルをステージに追加
git add .

# コミットを作成
git commit -m "初回コミット"

# リモートにプッシュ
git push origin main

コマンドは1行ずつ入力し、Enterを押して実行します。エラーが出た場合は、メッセージを読み取って原因を確認しましょう。

ファイル操作系のUnixコマンド(ls, cd, touch, mkdir, rmなど)

Git Bashでは、Linux系の基本コマンドも使えます。主なコマンドは以下のとおりです。

コマンド内容
lsフォルダ内のファイル一覧を表示
cdディレクトリの移動(例:cd Documents
pwd現在のディレクトリを表示
touch file.txt空のファイルを作成
mkdir myfolder新しいフォルダを作成
rm file.txtファイルを削除(rm -rでフォルダ削除)

Windowsでよく使うdirdelではなく、Unix準拠のこれらのコマンドを使うことで、Linuxの操作にも慣れていけます。

Bashスクリプトの実行(簡単な .sh ファイル例)

Git Bashでは、Bashスクリプト(.sh ファイル)も実行できます。たとえば以下のようなスクリプトを作成して、自動処理を行うことも可能です。

スクリプト例:hello.sh

#!/bin/bash
echo "Hello, Git Bash!"

実行方法

  1. スクリプトファイルを保存
  2. Git Bashでそのファイルがあるディレクトリに移動
  3. 以下のコマンドを実行
bash hello.sh

chmod +x hello.sh を使えば実行権限を付与し、./hello.sh のように直接実行することもできます。

スクリプトを使うことで、複数のコマンドをまとめて処理したり、定期作業を自動化することも可能になります。Git Bashはただのターミナルではなく、開発効率を上げる道具として活用できるのです。

よく使うコマンド一覧(Git+Linux系)

Git Bashでは、Gitの操作に加えてLinux系の基本コマンドも使用できます。このセクションでは、よく使うコマンドを早見表形式で紹介します。コマンドに慣れておくことで、作業の効率が大きく向上します。

Gitコマンド早見表(操作別に整理)

操作内容コマンド説明
リポジトリの複製git clone <URL>GitHubなどからローカルにコピー
初期化git initカレントディレクトリをGit管理下にする
状態の確認git status変更・追加されたファイルを確認
変更をステージgit add <ファイル名>コミットの対象に追加(git add .ですべて)
コミットの実行git commit -m "コメント"ステージ内容を記録
リモートへ送信git push origin main変更をGitHubなどへ反映
最新の取得git pullリモートの変更を取り込む
履歴の確認git logコミット履歴を表示

Unixコマンド早見表(初心者向け)

操作内容コマンド説明
現在のフォルダを表示pwd“print working directory” の略
フォルダの中を見るlsファイル一覧を表示(ls -lで詳細表示)
フォルダを移動するcd フォルダ名cd ..で一つ上へ
空ファイルを作るtouch ファイル名例:touch index.html
フォルダを作るmkdir フォルダ名mkdir logs など
ファイルを削除rm ファイル名rm -r フォルダ名でディレクトリ削除
ファイルの中を見るcat ファイル名簡易的に内容を確認

Windowsとの違いがわかる補足(例:dir vs ls)

Git Bashを初めて使うときに戸惑いやすいのが、Windowsコマンドとの違いです。以下のように置き換えて覚えるとスムーズです。

WindowsコマンドGit Bashでのコマンド内容
dirlsファイル一覧の表示
cdcdフォルダの移動(共通)
copycpファイルのコピー
delrmファイルの削除
mkdirmkdirフォルダ作成(共通)

コマンドの形式やオプションが異なる場合もあるので、最初は慣れが必要ですが、Linux系の操作に慣れておくと将来的に開発やサーバー運用にも役立ちます。Git Bashを通じて、自然とUnixコマンドの感覚が身につくでしょう。

他のターミナルとの比較(どれを使うべき?)

Git Bashは便利なツールですが、Windowsには他にもさまざまなターミナル(シェル)があります。それぞれに特徴があり、用途によって使い分けるのが効果的です。ここでは代表的なターミナルとGit Bashの違いを比較し、適切な選び方の参考にしていただけます。

Git Bash vs コマンドプロンプト(CMD)

項目Git BashCMD
主な用途Git操作・UnixコマンドWindowsの基本操作
コマンド体系Linux系DOS系(独自)
スクリプト.sh.bat
拡張性高い(Bashスクリプト)限定的
初心者向け△(できることは少なめ)

違いのポイント:
CMDは古くからあるWindows標準のターミナルですが、機能は限定的で開発用途には不向きです。一方Git Bashは、Git操作やUnix系のコマンドが使えるため、学習コストを抑えて実践的な作業ができます。

Git Bash vs PowerShell

項目Git BashPowerShell
主な用途Git・シェル操作Windowsの管理・自動化
コマンド体系Unix系PowerShell独自(Cmdlet)
スクリプト.sh.ps1
出力テキストベースオブジェクトベース
学習曲線緩やかやや急(記述が長い)

違いのポイント:
PowerShellは強力な自動化ツールであり、システム管理に向いています。ただし、GitやUnix的な操作に慣れたい場合はGit Bashの方が直感的で覚えやすいでしょう。

Git Bash vs WSL(Windows Subsystem for Linux)

項目Git BashWSL
環境Bashエミュレータ実際のLinux環境
利用できるツール一部Unixコマンド完全なLinuxディストリビューション
パフォーマンス軽量高機能だがやや重い
導入難易度低いやや高い(初期設定あり)
適している用途Git操作・軽作業本格的なLinux開発・検証

違いのポイント:
WSLはLinuxそのものであり、Git Bashよりも本格的な作業が可能です。ただし、導入や管理に手間がかかるため、まずはGit Bashで基礎を習得し、必要になったらWSLへステップアップするのが良い流れです。

Git Bash vs Cygwin

項目Git BashCygwin
軽さ△(重め)
対応範囲必要最低限のUNIXコマンドより広範囲なPOSIX互換
インストール簡単(Git for Windows)カスタマイズに手間がかかる
学習コスト低いやや高い

違いのポイント:
Cygwinはより高度なUNIX環境を提供しますが、そのぶん導入が複雑です。Git BashはGit操作が中心のユーザーにとっては十分な機能を備えており、手軽さが魅力です。

向いている用途・選び方のアドバイス

ユースケース向いているツール
Git操作と軽いUnixコマンドを使いたいGit Bash
Windowsのシステム設定や自動化を行いたいPowerShell
本格的なLinux環境で開発したいWSL
Windows上で幅広いUnixツールを使いたいCygwin
とにかく簡単に始めたいGit Bash or CMD

初心者やGitを覚えたい人には、Git Bashが最も導入しやすく、開発現場でも通用する基礎力を身につけやすい選択肢です。シンプルな環境から始めて、必要に応じて他のターミナルに移行するとスムーズです。

Git Bashのメリット・デメリット

Git BashはWindowsユーザーにとって非常に便利なツールですが、完璧な選択肢というわけではありません。ここでは、実際に使ううえで感じやすいメリットとデメリットを整理して紹介します。

✔ メリット

インストールが簡単

Git Bashは「Git for Windows」をインストールするだけで使えるため、初学者でも導入しやすいのが大きな特徴です。複雑なセットアップや構成は不要で、数回のクリックだけでGitとBash環境が手に入ります。

GitとLinuxコマンドが同時に使える

Gitコマンド(git statusgit commitなど)と、Unix系のコマンド(ls, cd, rmなど)を同じターミナル内で使えるのが最大の利点です。GUIツールでは味わえない柔軟な操作が可能になります。

Windowsと共存できる

Git BashはWindowsに最適化されており、エクスプローラーの右クリックから直接起動したり、Windowsのファイルパスとも連携しやすいです。必要に応じて.exeファイルもコマンドから実行できます。

スクリプト自動化も可能

Bashスクリプト(.shファイル)を使って、Git操作やファイル処理の自動化が可能です。定型業務を効率化したり、複数コマンドを一括実行する仕組みを簡単に構築できます。


✖ デメリット

完全なLinux互換ではない

Git BashはあくまでWindows上で動く疑似Bash環境です。カーネル機能やパッケージマネージャ(aptなど)を使った操作はできず、WSLのような本格的なLinux環境とは異なります。

Windowsコマンドとの使い分けが必要

Git Bashではipconfigdirなど、Windows特有のコマンドがそのままでは動かないことがあります。一部は.exeで呼び出せますが、PowerShellやCMDとは挙動が異なるため、状況に応じた切り替えが必要です。

ターミナルとしての機能はシンプル

標準のGit Bashウィンドウには、タブ機能や高度なカスタマイズ性はありません。複数のウィンドウを管理したり、テーマ変更などをしたい場合は、Windows TerminalやVS Codeの統合ターミナルと組み合わせるのが良いでしょう。


Git Bashは、「軽量で手軽にGitとUnixコマンドを使いたい」というニーズに非常によく応えるツールです。大規模なLinux開発には向きませんが、Git操作や日常的な開発作業には十分な機能を備えています。まずはGit Bashから始めて、必要に応じて他のターミナル環境へステップアップするのがおすすめです。

開発に活かす!Git Bash活用のコツ

Git Bashはただの「Git操作用ツール」にとどまりません。日々の開発作業を効率化するための、さまざまな活用方法があります。このセクションでは、より便利に使うためのコツを紹介します。

Windows Terminal や VS Code との連携

💡 Windows Terminalでの活用

Windows Terminalを使えば、複数のターミナル(PowerShell、CMD、WSL、Git Bashなど)をタブで切り替えて管理できます。Git Bashを追加するには、以下のような設定を行います:

{
  "guid": "{GUID}",
  "name": "Git Bash",
  "commandline": "\"C:\\Program Files\\Git\\bin\\bash.exe\" --login -i",
  "icon": "C:\\Program Files\\Git\\mingw64\\share\\git\\git-for-windows.ico"
}

一度設定しておけば、Windows TerminalからいつでもGit Bashを開けるようになります。

💡 VS Codeとの連携

Visual Studio Codeでは、ターミナルの既定シェルにGit Bashを指定することが可能です。設定ファイルに以下を追加します:

"terminal.integrated.defaultProfile.windows": "Git Bash",
"terminal.integrated.profiles.windows": {
  "Git Bash": {
    "path": ["C:\\Program Files\\Git\\bin\\bash.exe"]
  }
}

こうすることで、エディタ内からGit Bashをすぐに呼び出せるため、開発とGit操作がシームレスにつながります。


スクリプト自動化の小技(例:git pull 自動化)

Bashスクリプトを使えば、繰り返し行う作業を自動化できます。例えば、複数のリポジトリを定期的に更新する場合、次のようなスクリプトが便利です。

🔧 複数リポジトリを自動で更新するスクリプト例:auto_pull.sh

#!/bin/bash

cd ~/projects/project1
git pull

cd ~/projects/project2
git pull

cd ~/projects/project3
git pull

保存したら以下で実行できます:

bash auto_pull.sh

Windowsタスクスケジューラと組み合わせれば、定期実行も可能です。


コマンド入力の補完や履歴を活用する方法

Git Bashには、コマンド入力の補完や履歴機能も備わっています。

  • Tabキー補完:コマンドやファイル名を途中まで入力してTabを押すと、自動補完されます。候補が複数ある場合は再度押すことで一覧が表示されます。
  • ↑ / ↓キーで履歴呼び出し:過去に打ったコマンドを上下キーで遡ることができます。繰り返し使うコマンドを再入力する手間が省けます。
  • .bash_history:ホームディレクトリに保存される履歴ファイルです。必要なら直接編集や削除もできます。

✅ 補足:よく使うコマンドはエイリアスにすると便利

~/.bashrc に以下のような設定を追加すれば、エイリアス(短縮コマンド)を使えます。

alias gs='git status'
alias ga='git add .'
alias gc='git commit -m'

こうすることで、gsと打つだけでgit statusが実行できるようになり、作業スピードが大きく向上します。


Git Bashを“使いこなす”ためには、こうした連携・自動化・補完の活用が鍵になります。普段の作業に少しずつ取り入れることで、開発効率が確実にアップします。

よくある質問(Q&A)

Git Bashの使い方やトラブルに関して、よくある質問をまとめました。初心者がつまずきやすいポイントをカバーしているので、該当する項目があればぜひチェックしてみてください。


Q. Git BashとGit GUIはどっちを使うべき?

A. 慣れるまではGUI、慣れたらGit Bashがおすすめです。

Git GUIは視覚的にわかりやすく、操作に不安がある初心者にも使いやすいツールです。一方で、Git Bashはコマンドによって柔軟かつ素早く操作でき、より細かいGitの制御が可能になります。

将来的にチーム開発やGitHubを本格的に使うなら、Git Bashに慣れておくと役立つ場面が多いです。両方を併用するのも良い選択です。


Q. Git Bashが起動しない・文字化けするときは?

A. 以下を順に確認しましょう。

  • 起動しない場合
    • Gitのインストールが正しく完了しているか確認(再インストールが有効な場合あり)
    • セキュリティソフトが起動をブロックしていないか
    • スタートメニューではなく「Git Bash Here」から試す
  • 文字化けする場合
    • フォント設定を変更(プロパティ→フォント→「MS ゴシック」など)
    • 日本語ファイル名が文字化けする場合は、UTF-8でファイルを保存するようにする
    • .bashrcexport LANG=ja_JP.UTF-8 を追加すると改善することも

Q. Bashって危険?rmコマンドで消えないようにするには?

A. コマンド次第では危険なので、慎重な操作が必要です。

特にrm -rfは、誤って重要なファイルやフォルダを削除する危険があります。安全に使うためには以下の対策をおすすめします:

  • rm-i(確認付き)を付けて操作する:rm -ri folder/
  • .bashrcに以下を追加し、確認付きにエイリアスする:
alias rm='rm -i'

これにより、削除前に「本当に消しますか?」と聞かれるようになります。


Q. Git BashでPowerShellやCMDのコマンドは使える?

A. 一部のコマンドは使えますが、完全互換ではありません。

Git Bash上でも、ipconfig.exenotepad.exe のような 拡張子付きのWindows実行ファイルであれば起動可能です。

ipconfig.exe
notepad.exe

ただし、PowerShell特有のGet-ProcessなどのCmdletは使用できません。必要な場合はpowershellと入力して、PowerShellシェルに切り替えるのが良いでしょう。


Git Bashはあくまで「Unix風」の操作環境ですが、Windowsとの連携もある程度可能です。うまく使い分けながら、自分に合った開発環境を整えていきましょう。

まとめ:Git Bashはこんな人におすすめ

Git Bashは、Windows環境でGitとLinux系コマンドの操作を両立できる便利なツールです。以下のような方に特におすすめできます。

Git初心者〜中級者でコマンドに慣れたい方

Gitの基本操作(clone、commit、push など)をコマンドラインで覚えることで、仕組みへの理解が深まり、トラブル対応力も向上します。GUIツールだけでは得られない、コマンドベースの柔軟な操作を身につけたい方に最適です。

LinuxコマンドをWindowsで扱いたい方

ls, cd, rm, touch など、Linux系の基本コマンドをWindows上でそのまま使える環境は、学習・開発の双方に役立ちます。将来的にLinuxサーバーやクラウド環境を扱う予定がある方は、Git Bashで慣れておくとスムーズです。

簡単に開発環境を整えたい方

WSLやCygwinほどの重厚なセットアップをせずとも、Git Bashは数分で導入可能な軽量ツールです。Gitをインストールするだけで、すぐに開発を始められる手軽さが魅力です。


Git Bashは、「まずはシンプルに、でも本格的に学びたい」という人にとってベストな選択肢です。迷ったらまず導入して触ってみる。そこから次の一歩がきっと見えてきます。

Bash玄

はじめまして!Bash玄です。

エンジニアとしてシステム運用に携わる中で、手作業の多さに限界を感じ、Bashスクリプトを活用して業務を効率化したのがきっかけで、この道に入りました。「手作業は負け」「スクリプトはシンプルに」をモットーに、誰でも実践できるBashスクリプトの書き方を発信しています。

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