sl は、ls を打ち間違えたときに蒸気機関車のASCIIアートが端末を横切るアニメを表示するコマンドです(SL=Steam Locomotive)。純粋にジョーク用途ですが、端末の雰囲気づくりやデモに使われます。 (Ubuntu Manpage, man.archlinux.org)
構文(Syntax)
sl [ -a ] [ -l ] [ -F ] [ -e ]
# オプションは組み合わせ可(例: sl -alF)
主なオプション一覧
| オプション | 説明 | 使用例 |
|---|---|---|
-a | 事故モード。線路上の人々が現れるなどの演出 | sl -a |
-l | 小さい機関車を表示(端末が狭いときに) | sl -l |
-F | 飛ぶ機関車(画面上を飛行) | sl -F |
-e | Ctrl+C で中断を許可(既定では無視される) | sl -e |
これらのオプションは公式 man ページに記載されています。 (Ubuntu Manpage, man.cx)
実行例
基本:ただ走らせる
説明: 標準の蒸気機関車アニメを流します。
コマンド:
sl
出力例: 端末の右→左へ機関車が走り抜けます(ASCIIアート)。
小さめの機関車で表示
説明: 端末幅が狭い時に便利。
コマンド:
sl -l
事故モードの演出を付ける
説明: ちょっと大げさな演出を追加。
コマンド:
sl -a
飛行する機関車
説明: 画面の上方を飛んでいきます。
コマンド:
sl -F
エラー例:未知のオプション
説明: 定義されていないフラグを渡すと失敗します。
コマンド:
sl -z
出力例(代表):
sl: invalid option -- 'z'
usage: sl [-alFe]
関連コマンド
cowsay: 吹き出し+動物のASCIIアートでメッセージ表示。cmatrix: 端末に“デジタル雨”を流すデモ。aafire: aalib の炎アニメーション。figlet/toilet: 文字列を大型ASCIIアートに変換。fortune: 一言名言をランダム表示(fortune | cowsayなどと組み合わせ)。
備考
- 中断について: 既定では
Ctrl+Cを無視します。すぐ止めたい時は-eを付けて実行してください。 (man.cx) - インストール: 多くのディストリでパッケージ名はそのまま
sl(例: Fedora はdnf install sl、Debian/Ubuntu はapt install sl、macOS は Homebrew でbrew install sl)。 (Opensource.com) - 出自・ライセンス: Toyoda Masashi 氏によるジョークプログラムで、ソースは GitHub で公開されています。 (GitHub)
- 端末要件: 端末上でのアニメ描画(curses系)なので、パイプ先での利用や非TTYでは見栄えしません。
参考
- Ubuntu manページ(sl(6)): https://manpages.ubuntu.com/manpages/focal/en/man6/sl.6.html
- Arch Linux manページ(英語): https://man.archlinux.org/man/extra/sl/sl.1.en
- man.cx(sl(6) オプション一覧): https://man.cx/sl%286%29
- 公式リポジトリ(mtoyoda/sl): https://github.com/mtoyoda/sl
- Opensource.com(インストール紹介など): https://opensource.com/article/21/11/fun-linux-commands

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